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コワーキング&カフェ SPACE KANTE札幌

SPACE KANTE 1階が新装オープン

SPACE KANTEとは

地下鉄札幌駅から地上に出て歩くこと数分。建物の2階、大きな窓に映るランプと木陰。

https://space-kante.com/sapporo/

さまざまな人が立ち寄る「おしごとカフェ」として親しまれています。


札幌駅以北~北区にコワーキングスペースが続々と。

先月、エコノミー系のネットニュースで北10条にコワーキングスペースが開設されるという情報を得ました。

4月頃に北13条(北大付近)のコワーキングルームを訪れた事を思い出し、実は北区コワーキングってねらい目なのかな~と漠然と考察していました。すると今度は麻生駅前にもまた一つ開設したとのお知らせが。
この数年、札幌市内でコワーキング(ルーム)スペースの増加、強化を実感せずにはいられません。

 

というのも、これまで会社以外で仕事や作業する場所が殆どなかったからなんですよね。

仕事は会社でするもの。という常識、固定観念が未だに強いですものね。

しかし近年テレワーク、リモートという仕事の手段が急速に変化。なおも新型コロナウィルスの世界的な流行により公共の図書館なども閉鎖を余儀なくされている状況下、札幌の中心部で一気にコワーキングスペース、或いはシェアオフィスが開設されるという話題はもう珍しくなくなっています。

 

今までも街なかを見渡してみますと、既存のカフェやレストランでは飲食だけを目的とせず、ノマドワーカーと言われる人や勉強、読書をする人、休憩に来る人、皆さん思い思いの時間を過ごしていました。しかしそうした場所では誰しも好きなだけ長居する事が難しい。そうなると、みんな行動範囲での中継地点が欲しいと気づくのは自然の流れなのではないでしょうか。


SPACE KANTEの特色

過去にたびたび訪れていたコワーキングスペースはシェアオフィスの小型版という空気があり、時おり他の利用者達が醸し出す仕事への熱いエネルギーに圧迫されている自分がいました。だんだんと居心地に違和感を覚え・・・

今は急用時のみ使わせてもらっています。

 

こちらスペースカンテさんでは、もう少し肩の力を抜いて「遊びと勉強、仕事の中間地点」として過ごすこともできますし、そもそも騒音は嫌で集中したい人には原則サイレント厳守の別室があります。自分の作業内容やバイオリズムに適した席を選べるのは筆者としても有難いことでした。

また語学学校がビル内に併設されているため、海外からの留学生や外国人が行き来し和やかな空気に包まれています。


Poool

 

そんなコワーキング&カフェでしたが、2階のカフェを1階へ移設することに。8月には【Poool】として新設オープンしました。どなたでも訪れる事ができるようカフェ業に力を入れている様子がうかがえます。

 

厳選された豆を使った薫り豊かなコーヒーとエスプレッソ。

そのほかレモネード、クラフトコーラなど新しいメニューも登場、もちろんイートイン、テイクアウトどちらでも可能です。

 

 

 

一人用のテーブル席ですが、落ち着いたブルーグレーのソファが心地よいです。 

 

クラフトコーラという新しい飲み物に初挑戦する筆者。

予想していた黒いコーラと違い、ハーブを原料とした爽やかな香りと炭酸の泡が喉を潤してくれます。これは好きな味でした。


そしてひときわ目を惹くのが壁の書棚。尋ねてみますと書籍は売り物との事。カフェであり書店でもあるわけです。他のコワーキングとは一線を画すユニークさを感じます。


 

広々とした店内の奥には応接間を思い起こさせる席が用意されております。壁にはKeeenue(キーニュ)さんのカラフルで鮮やかなアートワークが一面に。

商談や打ち合わせに利用している人々も見かけます。

 

通い始めて日の浅い筆者ですが、今まで自分のものさしで見ていたコワーキングスペース。実は様々な可能性を秘めつつ新たな拡張を始めているように思えます。色々と考えさせられる今回の訪問でした。