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続・わたしの居場所 

人々の仕事にネットワーク及びパソコン業務が浸透してきたこともあってか、場を会社内に限定せずとも効率よく作業できるよう求められたスペース、或いは事務所を持つことが難しい駆け出しの起業家、フリーランスで働く人々の打ち合わせや会議、集まりの場としても利用できる。

というのがコワーキングスペースだとようやくそんな認識に慣れてきた。

さらに2020年以降は新型コロナウィルスの蔓延により、出社する事が必ずしも主たる仕事の必須条件う訳にもゆかなくなった。

とは言え自宅を仕事場に改装するのも一苦労であろうとお嘆きの貴兄が激増。

ますますコワーキングスペースが求められるご時世になってしまうのだろうか。

自分なんかは「仕事は出社から始まる」という古代の固定観念の固まりなので、仕事全部をこのコワーキングスペースに依存することはできない。そして仕事用の資料も未だ紙のものが殆どでデジタル化への道は遠い。しかしながらそんなアナログ昭和人でも居心地の良さには大変驚いていて、それはコワーキング本来の意味から逸脱しているのだけど。それなりにわたしの居場所になっている。

ひと頃ワーカーたちが活気にあふれ騒々しく振舞うこともある(それもまた仕事だろう)がコワーキングスペースという性質上【わたしだけの居場所】ではない為、譲るべきところもありながらなるべく静寂と思索に集中できるよう取り計らってもらっている。