少々旧聞なるも・・・
彼女たちは年末年始、とても多忙な様子だった。
その中でもおせち作りはなかなかの工夫を凝らし、手間暇のかかった作業と思える。
今回なますの場面では特にそう。否、なますではなくご住職の地元では「酢和え」と。
頂き物のシークワーサーを刻んでなんともフルーティーな喧嘩しない味付け。
また見た目も紅白に黄色が映えて縁起の良い色合いに。
三が日が過ぎおせちに飽きた頃(なんと彼女らははっきりと飽きたとのたまった・・)
その酢和えに干し柿を加えてのアレンジを楽しんでいる。仄かな甘さと香ばしさ。
尼寺の女性たちはモダンな時に実験的なレシピや味付けに臆することなくトライ。その姿勢が率直で素敵だ。この番組はいつも美味しそうな食べ物に焦点が集まるので本来の「隅の観覧席から」よりはこちらで覚え書きを付けるのが適している気がする。